斎藤茂吉 梶木剛 紀伊國屋新書
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商品の説明
経年ヤケがあります。三方にシミがあります。古書店の紙を剥がした跡があります。それ以外は良好なコンディション、キレイな状態だと思います。中古本であることをご理解いただきご検討いただければと思います。本の状態ができるだけわかるように写真を撮りましたのでご確認いただければと思います。 斎藤茂吉の歌の世界を構造的に分析した一冊。 あとがき 茂吉についてはいつか書かねばならぬとは思ってはいた。しかしそれがいつになるかはまるで見当がついていなかった。すでにわたくしはこれまでに何回か茂吉について書くことを企てて来た。しかしそれはいつも失敗し、その実現は不定の未来に追いやりねばならない。理由はふたつあった。ひとつは、ひと口にいうて茂吉がこわかったことである。茂吉はいうまでもなく伝統的な短歌形式による近代詩人であるわけだが、わたくしには茂吉のよる短歌形式というやつがどうもはっきりしなかった。近代において短歌形式をおのれの表現形式として選ぶとはいかなる意味をもつものなのか? わたくしにはそのことの見究めがどうもうまく出来ない。茂吉の巨大は、外ならぬそのことの見究めとの関連で把握されねばなるまいと思われる。しかしそれがどうもうまくいかない。そこでわたくしの茂吉論はいつもダメになった。多少なりともそのことについての見通しをつけてからいかないことには、とんでもない迷路にさまよいこむことになるのではないかという恐ろしが、いつもわたくしの茂吉論を不定の未来に追いやっていていたということができる。もうひとつは経済的事情である。ことわるまでもなく茂吉全集は五十六巻あって、その膨大なを誇るものとなっている。それゆえ古書の値段も大変なもので、おいそれと手の出せる代物ではない。……
16日前
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