利根川 安岡章太郎 朝日新聞社
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釈迦の哲学的智慧は、あらゆる哲学的智慧の例に洩れず、烈しい否定精神から始まった様である。 般若経は、その見取図だと言ってよろしい様で、 ただ空と言うだけでは足らず、空々だとか大空だとか畢竟空だとか、 やたらに空の字を重ねている、 重ねた末、空は有に転ずると説く。 成る程、釈迦の哲学的智慧の見取図と言ってもよいかも知れないが、釈迦という全人格の見取図とは言えますまい。 *『肯定が否定を招き、(あるいは否定が肯定を招き)』、否定が肯定を生む*という果てしない精神の旅は、哲学的思惟の常であり、そういう精神の運動は、恰(あたか)も蚕が糸を吐くが如く、 つまる処、 己れを自足的な体系の中に閉じこめて了う。 小林秀雄 #特に*の後段以降は、 たとえばデパートとか商店街の各店舗で極めて高い確率で生じやすく、財物(商品を含む)を管理占有する行為に仮に時間給であれ職責があるとされる場合、客は(顧客とそうでないかとか)被管理の側にいるため評価されます。日本人であるとか外国人であるとか有名人であるとかスパイであるとか、カスタマーハラスメントを商店主も客層も暗黙知としているようでして、おそらくそれが成立してしまっているのは売り手に主導権があるとの思いが強い為でしょう。つまり金がすべてとか拝金主義なのでしょう。財物(商品を含む)が社会に流通還元されるその先のことは考慮していないそうです。社会性や公共性を組み立てることは砂上の楼閣や摩(魔)天楼に役目を委ねているようです。 上述末文の 『自足的な体系』を考えるに、 商店舗とかがあたるのかもしれません。「中身は腐っていても外観が立派であればそれで良い」という陥穽に落ち込んでいると(点に)気が付くのは難しいのかもしれません。 #人物という日本語もある様に 人間に物性を持たせる 「そして管理販売のラインに載せる」 どうなるどうするか考える 安部公房の『砂の女』(こうする)とか『箱男』(こうなる)を緊急避難の参考とする。 #つまり世紀末、 吉田健一の文体が塵芥の山の中で読まれる様に書かれている。
1か月前
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